東海中学校・高等学校、慶應義塾大学経済学部卒。処女作『ウケる技術』が30万部超えのベストセラーに[1]。三作目の著書『夢をかなえるゾウ』は200万部を超え[2]、小栗旬や水川あさみを主役にした民放のドラマが放送された。他の著書に、自身の著書『BAD LUCK』を再編集・改題した『雨の日も、晴れ男』がある。
ほんと生活って面白いなーと思わせる一作ですね。端的に言えば水野敬也個人のブログまとめ本なのですが、非常に面白い。
処女作の「ウケる技術」これは共著ですが、水野敬也さんはマニュアル本、ビジネス書の分野で何の経歴も持っていないのに本を出版された方です。
いまでこそ、「夢をかなえるゾウ」でも有名な著者ですが、最初は無名の一般人だったことが驚きですね。ただの一般人→出版ってかなり飛び抜けているとおもうんですよね。
普通は、何かしろの功績を残す→出版の流れだと思うんですが、、、。なんの経歴もない時に自分で何件も出版社を回って売り込みをやっていたそうです。
そんな人が書いた「ウケる日記」水野敬也の生き方と思考が垣間見えるのですが、そこが面白いのです。
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人の思考って面白い
「事実は小説より奇なり」とはイギリスの詩人バイロンの言葉であるが、水野敬也の生活もまた奇なり。
この記事の執筆時点(2015年10月7日現在)での水野敬也の最新ブログ記事がこちら。
短い記事なので読んでみてください。
ありえない、、、。人生において自分の乗っている車が横転することが何度あるだろうか?
否、一度も無い方が多いだろう。
その他も色々と記事を読んでもらえると水野敬也という人となりがわかると思う。本書の書き出しは先ほど紹介したブログを開始するきっかけとなったエピソードなのだが、端的に説明すると水野敬也氏のマスターべーションが身内のスタッフに発見され、水野オフィス存続の危機となる話である。
どこをどう間違ったら身内スタッフにオ◯ニーを見られることになるのか。
奇妙奇天烈な話で語られる本書なのですが、僕がこの本において面白いというか気に入っているのは水野敬也の思考についてです。
この水野敬也の考え、思考がストレートに綴られているのですが、この思考が面白すぎるのです。
本書冒頭の話も、著者がオ◯ニーを見られたかもしれないという話から、その事実をそのスタッフに口止めしようかとという思考から始まります。
僕今年で三十五歳なんですよね。
しかも、見られた相手、親じゃないですよ。アシスタントですよ。
事務所でオ◯ニーするような男のアシストを、誰がしたいんだって話じゃないですか。
「オ◯ニーを見たHを口止めすること」も考えました。
しかし、著者は考え直します。
しかし、すぐにこの行為には大きな危険が伴うということが判明しました。というのも、秘密というのはゆくゆくはバレるものですし、なによりこの口止めという行為も含めてばれてしまったら
「水野は部屋でオ◯ニーをしていて、さらにその事実を隠蔽しようとした」
という、巨大な恥の上にさらに巨大な恥を塗り重ねる、もう、恥のスカイツリーです。
繰り出される語彙もそうですが、ストレートな思いが伝わってきます。もろに。痛いほど。
その後、スタッフへの謝罪ををするのですが、オチは本編でどうぞ。
月見的(@tuki_mizu)見解
その他にも、目の見えない老人との吉野家での出会い。にしきのあきら事件。ポスティング界の島耕作。などなど、なぜこのようなことが?という話がいっぱい収録されております。
僕はこの人の思考に惚れてしまいました。そのストレートに自分の感情に生きる著者にどうやら惚れてしまったようです。
このレベルのおもしろい記事を書く人ほかにいるんでしょうか?
ブログまとめ本なので過去記事を検索すればもちろん読めるのですが、僕は本でまとめられている方が好きです。やはり、本は本の良さがあります。
ブログまとめ本だと思って馬鹿にしていると損する作品ですね。
笑いたければ是非一読。
それでは、月見水太郎(@tuki_mizu)でした。