これすごいっす!名言セラピーでも有名なひすいこたろう氏の新刊です!
僕はひすいさんの著書を読むのは二つ目のひすいビギナーなんですが、これめっちゃ良著ですよ。
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ものの見方を変えるには、ものの見方を変えれる思考を学ぼう。
これのプロローグとしてこのような言葉があります。
人生を退屈にするか面白くするか決めるのは考え方です。
たとえ大ピンチに追い込まれたとしても、
たとえ犬のウンチを踏んだとしても、
たとて絶望の底に陥ったとしても、
たとえ妻が悪妻でも、
夫がどうしようもない男でも、
ものの見方次第で、それを面白がれて、その結果として行動を変えて、状況を変えることだってできるのです。
どうです?この一文だけでも十分に引き込まれてしまいません?
今の退屈な状況って、おもしろくない状況って、なんか最悪だなって状況って、結局自分が作っているもので、ものの見方次第で180度かわるもんなんだなって理解出来る本です。
そんな中からおもしろいエピソードを一つ
うどん屋さんで、うどんに追加して頼んだおにぎりが売り切れていたとき、日本一の大投資家・竹田和平さんは、お店のスタッフになんといったでしょうか?
さてさて、これを読んだ時に私の脳裏には、古びれたうどん屋で壁に掛けられたメニューを見ながらごぼう天うどんとおにぎりを軽快に頼むシーンが思い浮かびました。しかし、その瞬間『おにぎりは売り切れましたー』と言われ絶望する私が思いついた一言は、
『はは、ははは、ならいいです。w』でした。
いや、違う、絶対違う。和平さんなら絶対に違うことを言うことは万人のしるところ。
という意味のない思考はおいといて、和平さんじつはこういうことを言ったと言われています。
『そりゃ、おめでとう』
ふぁっ!え、どういうこと?
売り切れた事実に『おめでとう』とはどういうこと?と私は思ったわけですが、じつはこういう事実があったんです。
そのお店のおにぎり売り切れていた。という事実は裏を返せば売り切れるほど繁盛したという事実になります。つまり和平さんはそのお店が満員御礼だったという事実に純粋におめでとうって言えたんです。
これすごい考えですよね。でもここで重要なのはその『懐の深さ』じゃないんですよ。
ある人のものの見方ではおにぎりがなかったという残念な状態なんですが、ある人にとってはおめでとうって言える状態だったんです。つまり、ひとつの物事にいく通りもの見方があってさらにそれは180度違う感覚もあるってことなんです。
プロローグでの言葉はつまりこういうことを言っているわけです。
『おもしろきこともなき世におもしろく。』とは高杉晋作がいった僕の好きなことばですが、これの本質はこういった部分にあるのかもしれませんね。
このような話が満載の『ものの見方検定』読者賢人是非一読!