看護師、ブログ、ライター、その他案件で収益の比率が、ざっくり「3:3:2:2」ぐらいの比率になっていて、いい感じに複業できている。しかし、これを消費時間に変えると「7:0.5:2:1」ぐらいなんですよね。
もう少し時間の比率を後半に持っていきたい。やはり正社員って結構搾取されるんですよね。— 月見 水太郎(現役看護師ブロガー) (@tuki_mizu) 2018年3月17日
ふと、収益を見返してみると、もともと「本業」であった看護師の給料を、いろいろな副業が追い抜いて行っていることに気がつきました。
僕は、看護師をやっていますが、今はいろいろな形で収益を得ています。ブログ自体は2012〜2013年から初めて、本格的に収益を生み出したのは去年(2017年)ぐらいからです。
ブログというものは、面白いもので、アクセスが増えて行くにつれ、知らない人から声をかけられたり、コメントが増えたり、罵声を浴びせられたりするのですが、そんな中でメールアドレスを貼っておくとお仕事がもらえる場合もあります。
特に「仕事くれくれ」と声高に叫ばなくても、なぜか向こうから自然とやってきます。
不思議なんですがそういうものなのです。
ということで、ここ一年ぐらい試行錯誤でマネタイズや収益を得るために、いろいろな執筆依頼やその他の案件に応えていたら、一番頑張った月で本業の収入を抜いて50万近い売り上げが上がることもありました。
これは意図的に仕事をたくさん頑張ったり、ブログの記事のクオリティを高めたり、マネタイズのために記事の修正を行ったり、1ヶ月どっぷりと本業以外の時間を副業に当てた結果です。
すげー疲れました。
まぁある種楽しいところもあったのですが、すげー疲れました。
なので、今後この働き方はやめようと思います。
時間をかければある程度お金は自力で稼げることがわかりました。
それだけで十分です。
「複業」のメリットは大きい!
僕は数年ぐらい前から「副業」ではなく、「複業」が今後の働き方としてスタンダードになり、すごく効率的だということを発信してきました。
それをうまく言語化しようと思って今日は筆を取って見た次第です。
サラリー一本がほとんど
とりあえず収益(生活するためのお金)というものを、どこからか得ないと人は生きていけません。
極端にいうと農業やってて、自給自足という考えもありますが、現代社会においてお金が無いのは非常に不便です。
なので、お金が必要になります。
お金を稼ぐ方法の代表的なものが、サラリー(給料)をもらうことです。
今はグーグルで検索するとなんでも出てくるので楽ですね。「日本のサラリーマンの割合!サラリーマンを辞める方法とは? | 明日、仕事を辞めます」というブログの記事がすごくわかりやすかったのでリンク貼っておきます。
この記事によるとざっくりと給料をもらっている人は働いている人の、全体の8割を超えるみたいです。
つまり、サラリーマンという生き方をしている人がかなり多いことがわかりますね。
この中で副業をしている人は一説に1割〜2割ぐらいだそうです。少ないですね。これだけ、ノーリスクで副業できる時代にこれだけしかいないのですから。
収益を複数持つことのメリット
そうなると本業一本という人が、この世の中に一番多いんです。
つまりサラリーマンの収益だけで、一生食って行く人がほとんどなんです。
それって、会社が潰れたらどうするんでしょう?
TOSHIBAでも潰れる時代に。
どんな会社が潰れてもおかしくない時代に。
ということを考えると、僕のように収益を2、3分けて確保しておくということは、リスクの分散になります。。
これが複業を進める意義の一つです。
ちなみに僕の場合は、大きく分けると4つの収益先があります。
看護師、ブログ、ライター、その他。
どれか一つが潰れてしまっても、そのほかの収益だけでも生活ができるようになっています。
正社員が安定しているという幻想
会社が潰れるといっても、そう簡単には潰れないでしょう?
と思っている人も多いですが、一説によると30年続く会社は10%程度しかないとも言われています。
まぁ、これはあくまでも説で、実際のところはありません。しかし、会社が潰れるよりももっと単純に会社を辞めなければならない自体は身近にあるのです。
会社といっても、人と人が集まりあってできています。
「自分の上司がクソ」
「同僚がクソ」
「先輩がクソ」
みたいなことは普通にあるはずです。
何かの拍子に崩れた人間関係ほど、厄介なものはありません。人が仕事をやりたくなる理由など、ちょっとした人間関係のずれでやってくるものです。
そんな状態になったときに、一つの職場でのサラリーに頼っていることがすごくリスクだと感じませんか?
もし、収益が他に確保できているのであれば、このようなリスクに晒されても、すぐに次のステージに移ることができます。
そのために「複業」がメリットが高いのです。
「副業」ではダメな理由。
正確には「副業」でも問題はないのですが、本業に支えられすぎない、ということが大切なのです。
僕の中の「副業」のイメージは、「本業を中心に取り巻く、副次的な収益発生場所」という感じです。
この場合、どうしても本業のサラリーを軸に人生を形成してしまいがちです。
しかし、これが「複業」になると、「いろいろな仕事が並列で並んでいるような感覚になります。」
もっとわかりやすくすると、収益先が3つある場合の「副業」の比率は「8:1:1」。これが「複業」になると「4:3:3」というような収益配分です。
別に収益配分に定義があるわけではないですが、複業の方が収益分散に偏りがないので、どこが潰れても生活の基盤がゆるぎにくいです。
これはメリットですね。
「複業」を行うことで、トータル年収が増えます。
僕の場合は、「複業」を意識し始めて仕事を行うようになってから、年収は右肩上がりです。
さらに、「看護師×ブロガー×ライター」みたいな感じの掛け算もできるので、医療関連の執筆依頼などもあります。最近は時間がないので、お断りすることも多いのですが。
ただ単体で看護師だけやっていたら、できない仕事がたくさんできています。
やはりSNSやブログって大切ですね。 https://t.co/hJJzYSYfuE— 月見 水太郎(現役看護師ブロガー) (@tuki_mizu) 2018年3月17日
「給料を上げたかったら仕事の幅を縦ではなく横に伸ばす。 」前にも記事で書きましたが、今自分がやっている仕事を伸ばすのではなく、掛け算をすることで唯一無二の存在になれます。
多動力で堀江さんも紹介していますが、職業の掛け算を行うことで、周りを出し抜き一歩先に行けると言っています。
これ別に、複業をやってなくてもいいです。
僕の場合は病院の中で「看護師」×「コストマネージャー」×「ME」×「医療事務」みたいなことをやっています。
臨床を半分、その他を看護師とはなるべく違う分野の仕事ができるように考えて働いています。
なぜこういうことを始めたかというと、看護師で、病院の物品のことや、お金のこと、医療機器のことについて、真剣に考えている人がいなかったからです。
なので、ライバルも少なかったですし、かなりブルーオーシャンでした。
手付かずの領域だったので、やればすぐに利益が出ました。
例えば、全然できていなかった医療材料のコストを見直したら、年間で数百万円コストカットできたり、看護師ですが、医療機器のマネジメントや保守管理をある程度知識をつけて、できるようになりました。
給料も人より評価されて、微々たるものですが上がりましたし、自分の仕事に文句をいう人も少なくなりました。
これは看護師として力だけを伸ばすのではなく、畑違いの分野に手を出した結果だと思います。
情報発信も続けてきたので、ライターの仕事やブログ関連の仕事ももらえるようになりました。
マイナスな面はほとんどなかったですね。
むしろ看護師のみの道を進んでいたら、埋れてしまっていたと思います。
「複業」に最後言いたい。
今後の働き方として、複数仕事を掛け持ちし、たくさんの方向から収益を発生させる働き方が重要となってきます。
すでに今の段階でこの道に進み始めている人は、ある程度ポジションを確保しつつあります。
今、動き出さなければ遅いぐらいです。
「本業」だけではなく、「副業」だけではなく、「複業」という選択肢が、今からの生き方のスタンダードになると僕は信じています。
それでは、月見水太郎(@tuki_mizu)でした。