image by 神聖かまってちゃんオフィシャルサイト
神聖かまってちゃん。なんと奇抜なバンド名でしょう。
ニコニコ動画から生まれたこのバンドですが、僕はニコニコではなくロッキングオンJAPANで小さな記事を見つけたのが最初でした。
動画時代の申し子とでも言うべきでしょうか。神聖かまってちゃんのこの曲を初めて聞いたときは衝撃が止まりませんでしたね。
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神聖かまってちゃん「ロックンロールは鳴り止まない」
ロックのなんたるかというのを肌で感じれる曲というのは少ないです。これは感性に直接響く＋曲でロックというものがなんたるかを体現しています。
以前甲本ヒロト（ザ・クロマニョンズ）がインタビューで「ロックって一人で聞くものだとおもうんですよ」と言っていたことがあるんですが、これって真理だなーといつも思うんですよ。
ロックンロールって鳴り続けるんですよね、何回も何回も頭の中で。そのときはいつだって一人なんですよね。ライブだろうがなんだろうがそのときは一人なんですよ。
僕は本当にロックを聴くときは一人でヘッドフォンなりイヤフォンをしながら爆音で聴くんです。それが本当のあり方だと僕は思うんですよ。
昨日の夜 駅前TSUTAYAさんで 僕はビートルズを借りた セックスピストルズを借りた
ロックンロールというやつだ しかし 何がいいんだか全然わかりません
これです。僕のロックの初期体験もこれでした。
ロックってただうるさいだけの音楽。意味が理解できないんですよ。
だけど、ある日から理解できるようになるんですよね。理解、というかその意識の外側から自分の中に入り込んでくる感覚があるんですよね。
それからもう離れられなくなるんです。
夕暮れ時 部活の帰り道で またもビートルズを聞いた セックスピストルズを聞いた
何かが以前と違うんだ MD取っても イヤホン取っても なんでだ全然鳴り止まねぇ
このときの衝撃ってなんかすごいんですよ。これは多分歌い手の原体験からきているものなのでしょうが、ロックにハマる人は少なからずこのような体験をしてきているとおもいます。
ロックンロールは鳴り止まないんですよ
ロックンロールというものが何かなんて説明する必要はないのかもしれません。でもこの曲はロックンロールがなんたるかを理解することができます。いや、ロックンロールそのものなのかもしれません。それだけむき出しの音なのです。
神聖かまってちゃんは今後も期待のバンドですよ、曲はアルバム通して聴いてもらうとわかるんですが、荒唐無稽、強いて言うなら神聖かまってちゃんというジャンルの音楽と言っていいでしょう。
おすすめなのでぜひ聴いてみてください。
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