電子書籍にまだ懸念を抱いている読書家が多いでしょう。
「だって味気ないもの」
その通り電子書籍はあの紙の質感の手触りが一切ありませんからね。僕も電子書籍にはかなり抵抗がありました。
しかし、1、2年ほど前からちょくちょくと使い分けるようになり、今ではKindle本の書棚も100冊近くになってきました。僕は今では電子書籍と紙媒体書籍は共存できると思っています。
今回電子書籍に疑念をいただいていた僕が2年のKindle生活を通して感じた、電子書籍の良いところ、悪いところをまとめたいと思います。
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本棚がなくなる。本の置き場所を選ばない。
Kindleを始めとする電子書籍は当たり前ですが本の場所を取りません。読書家の人だと年間2、300冊は読むでしょうから、背の高い本棚を買ったとてどんどんと増殖する書籍たちの置き場所に悩むことでしょう。
古い本から整理して捨てていくもしくは古本屋に買取に出すでもしないと大抵の人は本で埋め尽くされることになってしまいます。
超多読家の成毛誠さんは全ての本は取っておくべきである言っていますが、僕もそうあるべきだと思います。
しかし、成毛氏のように多くの本棚を所有できる場所の確保ができる方は少ないでしょう。
その点Kindleはそんな必要一切ありません!
購入した本はクラウド上に置いておけますし、一度ローカルに落としておけばネット環境がない状態でも読めちゃいます。
100冊保存されているKindleの厚みを見ておきましょう。
僕のはKindleは3年前のモデルです。現在は下の2015年モデルが最新みたいですが、大きさはあまり変わってないと思います。
この薄さですよ。
蔵書100冊がこの薄さに入ってしまうんです。
もちろんローカルに落とせる容量が決まっていますが、クラウド上に置いておけば無限です。これでもう本棚に悩まされる必要は無くなります。
どこでも書斎になり、どこでも読める魅力。
Kindleの一番の魅力はどこでも読めるということでしょう。
僕は大きく分けて読む本、場所に応じて3つの端末で電子書籍を読んでおります。
僕のKindle三種の神器がこれです。
KindleはPCで見れるようになったのが大きいですね。ここがKindleの大きな分岐点だったでしょう。もうこれが導入されてからは他の電子書籍コンテンツは使用しなくなり、Kindle一本になった僕です。
ちなみに細かく分けるとこんな感じです。
Kindle for mac
macで読む場合は基本的に漫画を読むときですね。以前はiPhone使用して読んでいましたが、画素数というか醜さの関係でiPhone、スマホが良かったのです。iPadは持っていなかったので必然的にそうなりました。
しかし漫画はやはり見開きでみたい!
そんな欲求を埋められずに悶々とした日々を過ごしていたのですが、「Kindle for mac」殿盤石の構えとなりました。
漫画を買う頻度も自然と多くなりましたね。
僕は漫画こそ電子書籍で買うべきではないかと思っています。一番場所を取る媒体ですし。最近は電子書籍漫画のセールも多くなってきていますしね。
Kindle paperwhite
これは出先に持っていくんでしょう?と思われる方も多いと思いますが、違います。がっつり違います。
これこそ家読みの専用機です。特に寝ながら読むのに適しています。
Kindlepaperwhiteは「E-Ink ディスプレイ」と「フロントライト」という特殊な技術が使われており、より紙媒体の書籍に近い読み心地があります。特にこのフロントライトが秀逸で暗い中で読めるのはもちろん目の疲れがあまりなく読めます。
これは試してもらうとわかると思いますが、明らかにiPhone、スマホなどで読んだときより長く読むことができます。
見事です。Kindle見事ですよ。全ての端末を通してpaperwhiteが一番使用率が高いです。
寝ながら読むときは部屋の電気を全部消した状態でも読めるので、スタンドライトが入りません。paperwhiteを買ってからベッド周りに置いておいたスタンドライト排除しスッキリしたのも利点ですねー。
iPhone及びスマホ
これは完全出先ですね。もしくは寝ながら漫画を読むとき。しかし、ほとんどが出先に絞られるでしょう。
Kindleの素晴らしい点は、アカウント内で読み進めた位置を他の端末と共有出来る部分です。
つまり夜Kindlepaperwhiteで読み進めた書籍を出先、僕は特に仕事の昼休みになどにその位置から再開して読めるわけです。
しかもブックマークなどの操作をする必要など全くありません。ただその端末を閉じればいいだけです。
するとKindleが勝手に記憶してくれます。これは本当に助かる便利機能ですね。
Kindleの悪い点、嫌なところ。
いいところばかりではつまらない。そう思っている方も多いでしょう。ということでKindleだとここがダメってとこも紹介します。
紙の触感がない
これは本好きにとってもは致命的ですね。僕もこの壁を乗り越えるのにかなり苦労しました。
本をめくる感触重みなどをどうして無くなります。その代わりと言ってはなんですが、片手でページもめくれるし読めるという利点があります。しかし、本好きからするとこの紙の匂いや手触り、どれだけ読んだかを手の触感で感じれる嬉しさは生涯紙の本でしか得られないものでしょう。
防水仕様ではない
僕は時間、場所を問わず読み散らかすのでトイレだろうがお風呂だろうが本を読みます。
トイレはまだしもお風呂が絶対的に無理です。
お風呂の時間は結構集中して本読みできるので一日の内でも大部分をお風呂が読書の時間を作っています。しかしKindleは持っていけないので、お風呂は紙の書籍になりますね。
本屋さんで本を見つけるあの楽しみがない。
Kindle本を買うとき周りのUIをもう少し良くしてくれるといいんですが、それを差し引いても紙の書店には勝てない部分があります。
あの平積みされた本を一冊一冊確かめるよに見て楽しんだり、書店一つ一つの特色が出ているコーナーをまわったり、あのオリジナル感は電子書籍サイトでは再現できないと思います。
これもまた、生涯紙の本でした得られない部分かもしれません。
月見的(@tuki_mizu)見解
良い点、悪い点様々ありますが、僕はどちらもあるべき存在だと思います。
近年書籍の販売部数が少なくなる一方で電子書籍は売り上げを伸ばしています。
しかし、この二つの書籍は共存できると考えています。どこで読むのか、どんな本を読むのか、そのスタイルや嗜好で適宜変えていけば良いのです。
間違いなく紙の本は無くなりません。しかし、紙の本の売り上げが下がれば良質な本は少なくなるでしょう。原資が少なくなればそれに費やせる資本がなくなるわけですから。
なにはともあれ、Kindle本はめちゃくちゃ便利なコンテンツですよ。
スマホとAmazonアカウントさえあれば無料で始めれますし、とりあえず電子書籍を敬遠している方は一度試してみてください。本人生少し変わりますよ。
記事内の商品
Amazonプライム会員の方は今は4000円OFFらしいです。僕もプライム会員なんですがまだ前のが使えそうなのでしばらくは買いません。Kindle一回買うと結構長く使えます。
スマホ読みする方は無理して買う必要ありませんスマホでも十分便利ですよ。(僕もしばらくはスマホアプリで様子を見ていました。)ヘビーユーザーになりそうな方はこちらが絶対的におすすめ。目の疲れ方が全然違いますからね。