一生お金に困らない生き方。
一生お金に困らないんだからこれはもう名著確定の一冊ですね。心屋氏の心理カウンセリングに関する著書は幾つか出ているが、お金に言及してある本書はちょっと珍しいのではないかと購入し読んでみました。
1時間ぐらいで読んだんですが、「あっ、お金に対するものの見方間違ってたのかも」っと思うようになりました。
お金のあり方について書いてあるのですが、これが結構面白かったのでご紹介しときます。
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お金に対する考え方
楽してお金をもうける人なんて許せない。
お金もうけをするのは品がない。
お金は汚らしい。
お金もうけなんかより、もっと大切なことが世の中にあるはずだ。
がんばった人だけがお金をいっぱいもらえる。あなたがそう思っている限り、お金を寄ってこないでしょう。
つまりお金をそうやって無意識に否定している人のところにお金は集まりません。集まるのを拒否しているのです。
パクチーが大嫌いな人の家にパクチーはありません。
そういうことです。
どうしてでしょう?たしかにお金が欲しいと誰もが思っている中で、無努力でお金を手にすることに嫌悪を抱く人は多いと思います。でもこれってもののみかたなんだなーと。
思い込んでしまっているんですよね。努力しないとお金は入ってこないって。この前提ってたしかに先入観なんですよね。そこにたしかな事実があるわけでもないのに。
パクチーのが大嫌いな人の家にパクチーはありません。これもすごい言葉。たしかにお金を嫌っている人にお金はやってこないという理屈はあっている。
日本人って寄付しないどケチ人種だったんです。
これ面白い統計なんでご紹介しときます。
日本人の一年間に寄付する額の平均ってしってますか?なんと2500円!
でも2500円ってしてる方かなーとも思ったりしました。寄付って僕の場合コンビニのあの募金箱ぐらいのイメージなので、年にほんと数百円だと思います。
しかし驚くべきは日本ではなくアメリカなんです。アメリカでは平均13万円寄付するそうです!
これは収入の3%になるそうです。すごいな!アメリカ!
日本人ってお金を出すことに臆病であり、溜め込むことで安心を得るという「前提」で生きている人が多いんですね。日本人としての気質なんでしょうね。
お金持ちになれない人は受け取る器が傾いている。
この本の冒頭でも述べましたように、世の中にはお金持ちになるためのたくさんの本が出ています。それなのに、全然お金持ちになれないのは、自分が受け取っていないからです。
受け取る自分の器が傾いている。
傾いた器にお金のノウハウという水をいくらじゃぶじゃぶ注いでも、水は床にこぼれ落ちるだけ。少しも器にたまりません。その「傾き」を作っているのが、「あり方」です。だから、「やり方」ではなく「あり方」を正していかなければ、どんなに素晴らしいことを学んでも身につかないのです。
どんなに有用なビジネス書を読んでもそれを実行するための考え方や「あり方」が整っていなければ、猫に小判になるように、お金の対する前提がしっかりとしていなければ、ノウハウはじゃぶじゃぶと自分の器からこぼれていってしまうと著者は言っています。
何を始めるにしても前提って大事です。
本書の中ではお金の入り口を見つめるのではなく出口について考えなければならないと声高に語られています。しかし先ほどの日本人の寄付についての話もありましたが、日本人はもともとのお金に対する捉え方が、出費を抑える、出口を狭める方向にあるわけですからうまくいかない。
まずはお金に関するあり方を学ぶことが大事だと言っています。
本書を読み進めていくと分かりますが、お金は思っている方と反対に増えていくそうです。どんどんとお金を吐き出し、回していくことで増えていく。お金にほしいという意識から遠ざかることで近くなる。お金は反対の思いが、反対の行動があることで寄ってくるもの。その理解か必要であると
ものは価格ではなく、好きか嫌いかで選ぶ
本書の中で僕が一番この部分が重要だと感じています。
お金持ちの人って金額を考えずに買うんですよね。これは単純にお金があるから湯水のようにお金が使えるからということではないです。
そのものが高いにしろ安いにしろ、自分がそれをが好きか嫌いかという判断のもと買っているんです。
お金が入ってこない人はこの思考が欠けていると書かれています。楽しいか楽しくないか、好きか嫌いかで選ぶ勇気を持つ。まずこの前提を持つべきなんです。
自分が本当に欲しかったものに気づき、豊かになる必要があります。そうすることでどんどんとお金が入ってくる。そういう仕組みなのだそうです。
月見的(@tuki_mizu)見解
本書「一生お金に困らない生き方」はお金を増やす方法具体的な方法は書かれていません。書いてあるのはお金に対する「あり方」と言った前提の考えです。
そこが普通のお金持ちになる!なんていうノウハウ本と一線を画す部分です。
お金持ちの人の考えかたであったり「あり方」などの前提に触れることで、おかねに対する考え方を変えてみましょう。真似することが一番の近道です。
心屋氏面白い本書くなー。
ぜひ一読。それでは、月見水太郎(@tuki_mizu)でした。