さてさて月見水太郎(@tuki_mizu)特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者資格、本日2日目終了しました。2日間きっちり講義があったのでさすがに疲れましたが、本日も要点をまとめてまいります。
1日目の講義の試験のポイントについては、以下の記事を参照ください
。
二つの記事で全ての範囲を網羅しています。
今回は資格試験の概要も最後につけておきます。
それでは要点のまとめです。(1日目の講義とかぶっている箇所がありましたのでそこは除外しておきます。)
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とりあえず要点をまとめてみるよ(2日目)
作業環境の改善方法
局所換気
・発生源がフードの構造で包囲されているものを囲い式フードという(一番有効)
・開口面の外にある発散源の周囲に吸い込み気流をつくって、周りの空気と一緒に有害物質を吸引するものを外付け式フードという。
→これは発散源になるべく近づける。
・ダクト→円形が一番よく。長さが短く、ベンドの数ができるだけ少なくなる様に配置するべきである。
・ダンパーはフードごとに取り付け、排風量のバランスをとることが必要である。
・ファンは大きく分けて軸流式と遠心式があり、軸流式は風量は大きいが、吸引力は小さい。
・ファンは軒より排気口を高くし、窓、扉から3m以上離したほうがよい。
作業環境測定
・A測定→単位作業場所内の平均的な特定科学物質の濃度を調べるための測定。
・B測定→発散源の近くで作業する作業者が高い濃度に暴露される危険があるかないかを調べるための測定。
・A測定は5点以上を測定し、6m以下の等間隔で引いた縦、横の平行線の交点で高さ50㎝〜150㎝内で測定し、始業時から1時間以上経過したのち測定する必要がある。
・A,B両方クリアする必要があり、管理濃度と比較して、第一管理区分に該当した場合は現在の管理状態の維持に努める必要がある。(管理区分は3つに分けられる)
用後処理
・粉塵粒径分布を考慮して装置を選定。
・濾過除塵方式およびサイクロン方式は露点以上で使用する必要がある。
・スクラバ方式は排水、同伴ミストの処理が必要。
・サイクロン方式は前置き除塵装置として使用される。
労働衛生保護具
・4アルキル鉛などの業務に従事する際は有機ガス用防毒マスクを使用する。
・不良な環境をそのままにして、初めから労働衛生保護具だけに頼るのは誤りである。
・防塵マスクと防毒マスクの一部については国家検定が義務付けられている。(JIS規格に適合するものもある)
・呼吸用保護具の濾過式マスクは酸素濃度18%未満では使用できない。
・時給式呼吸器では災害時の緊急用として用いる。
・防塵マスクはなるべく吸気抵抗、排気抵抗の少ないものを使用する。
・防塵マスクは有害なガスが発生する場所においては使用させてはならない。
・予備の防塵マスクおよび濾過材を作業者の同数以上用意しておく必要がある。
・防毒マスクは隔離式、直結式、直結式小型の三種類がある。
・隔離式はガスまたは蒸気の濃度が2%以下の大気中で使用する。
・吸収缶はその種類ごとに有効な適応ガスが定まっており、外部側面が色分けされている。
・吸収缶の除毒能力には限界がある。
・防毒マスクの通気抵抗は防塵マスクより大きいので作業強度の大きい作業には困難である。
・送気マスクは軽くて使用時間が長く、一定の場所での長時間の作業に適している。
・吸引型ホースマスクは呼吸に伴ってホース面体内が陰圧となる。(空気源は常に清浄な空気が得られる安全な場所を選定する。)
・送気マスクを使用する場合、監視者を選任し、監視者は選任とする。(センニンの違いに注意!)
・空気呼吸器は清浄な空気をボンベにつめて背負って危険場所に携行して使用するものである。
→空気の消費量は使用者の作業条件(作業強度)によって変わる。
・保護クリームは皮膚露出部に塗って、防護層を作る。
資格試験概要について。
ふー。かなり箇条書きになりましたが、試験の要点はつかめているとおもいます。私はこれで多分満点近い点数出せたとおもいます。(なんとなくの自己採点で)
ではこの次に試験の概要を。
作業環境の改善方法=5問×6点=30点
保護具=5問×2点=10点
健康障害=5問×6点=30点
関係法令=5問×6点=30点
総得点が60点以上 さらに各項目が40点以上で合格です!
これだけ見ると結構ゆるい合格範囲だとおもいます。しかし、問題数が少ないため、一つの配点が高く続けて失敗すると痛い目をみそうな感じ。それだけ広く浅くでもしっかりと網羅しないといけません。
特定化学物質資格取って新しい職場へ。
資格が取れれば、工場や医療畑で必要な資格なので、必要とされることも多い資格です。
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特化物の資格試験を終えて。
試験問題はその場で回収ですので、なんとも言えませんが二日に渡って記事にした部分を押さえとけば6割以上は硬いとおもいます。
二日通して感じたのは、受講すれば受かるという単純なものではないなーという印象。もちろん試験自体はちゃんと講義を聞き、要点さえ押さえれば難なくクリアできるとはおもいますが。
しかし、2日目を終了した時点ですぐに試験が行われますので、1日目の要点を帰ってから復習することが必要になります。2日目にはそんな余裕はありませんでした。
合格率も講師曰く9割程度とのこと。つまり、10人に一人は落ちるということです。講義中に寝ていたり、講師の強調している箇所にメモ書きやアンダーラインを引くことを怠ると多分試験問題は解けません。
あと、講師の先生は外部より来られます。つまり統一された講義内容ではありません。かなり講師に左右される講義内容だと感じました。しかし、どの講師も試験で出題される部分の説明はありましたし、ある程度集中して聞いていれば問題ないかとおもいます。
私は、1日目の要点をどう復習しとくかにかかっているとおもいます。(2日目は復習する時間はないと考えしっかり講義中に頑張る。)
と、少し脅すような感じになりましたが、覚える難易度は結構低いとおもいます。合格するためにはある程度の真面目さがあれば大丈夫だと思います。
さて、2日に続いて記事書きましたが、今後受ける人の一助になればと思います。
それではまた、月見水太郎(@tuki_mizu)でした!