看護師の働き方は変わってくる。
これは間違いない事実だと思う。正確に言うと働き方というより働き手が変わると思っていいと思う。
これだけ、医療費がはちきれんばかりになっている状況で、リソースを人件費に割けない。だけど医療というものは治療という概念においては同じものを提供していかなければならないから人件費を下げざるを得ない状況に陥る。
でも看護師不足が叫ばれる昨今で賃金を下げるのならば雇用ができない。
ということで外国人の登用。もしくは機械的ななにかに置き換わるのは必然だと僕は考えている。
これは多分遠い未来ではないと僕は思っている。外国人の登用でコストは間違いなく下がるしあとはそれを受け入れる側の問題なだけで、登用を始めたら病院はどんどん雇用を増やしていくと思う。
看護師の仕事って薬やら点滴やら一歩間違えると死に直結する重要なしごとなんだけど、システム化が進めば外国人だろうがなんだろうが間違えずに与薬させることはそう難しくない。
電子カルテが現在主流になっているけど、このシステムを使えばこの薬を本当に患者に与えていいのかという判断までやってくれる。
もちろん今の現状のシステムではまだ穴があるので、100%の間違いが起こらないかいえばそうとは言えないのだが、将来的に看護師の仕事は資格がなくてもできるものになっているかもしれない。
「そんな馬鹿な」と言われるかもしれないが、看護師のやっている仕事って別にそんなに難しいものではない。
さっきの投薬の話になるけど、薬を飲ませるだけなら誰にだってできる。家庭内で祖母や祖父もしくは高齢になった自分の親に薬を飲ませる状況なんて普通にある。
そこで看護師が一般人と違う点があるとすればそれは「判断力」だと思う。
薬には飲み合わせがあってこれとこれを一緒にのんではいけない。とか、飲むタイミングが重要な薬だったりとかいろいろな種類があるんだけど、この危機に察知できる判断力は知識や経験に基づくもの。
こればっかりは勉強しないといけないものなのでたしかに資格がいる部分なんだけど、これも自動化が進めばいらなくなる。
「判断力」というのはオートメーション化できるからだ。
飲み合わせの問題であれば、AとB飲ませて大丈夫かという判断を機械がすればいいのだ。そうすれば人による「判断力」というのはいらなくなる。
ひいては知識の部分はさほど重要ではなくなるのだ。
だから機械化、自動化が進めば看護師の働き手は変わっていく。
看護師は漫然と仕事をしていてはダメだと思う。この市場で働きたいと望むならば働き方を考えていかなければならない。
それでは、月見水太郎(@tuki_mizu)でした。