幕末ひいては日本の発展においてこの人を抜きには語れないでしょう。
「吉田松陰」
松下村塾で抗議した教え子には数え切れないくらいの歴史の偉人たちが名を連ねています。日本の自由を作った人の一人として多大な影響を与えてきた人です。
そしてその吉田松陰の残した言葉には現代にも生きる力があります。そんな松蔭の名言集から一部をご紹介したいと思います。
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吉田松陰名言集
汝は汝たり、我はわれたり
いつの時代も自分を持っている人は大きな道を作り、そして何よりも自由に生きていけます。松蔭はあの急靴で生き辛かった時代に太〜い太〜い信念を持っていた人の一人でしょう。
というより松蔭よりも太〜い信念をお持ち方はいらっしゃるのか疑問です。
「人にどう言われようと私には関係がない。」という言葉の意味になるそうです。これは原文でもなんとなく理解できますね。
人にどう言われたって自分の信念を曲げずに生きて行く。誰に何を言われようが、です。強くかっこいい言葉ですよね。
十分の得意は甚だ難き事にて、千載一遇と申すべく候
「思い通りになる事など、千年に一度と思え。」
松蔭って思い通りに事が運ぶ事がほとんどない人生を送っているんですね。よく捕まって幽閉されますし。
自分に置き換えてみてもすんなり行く事。自分の思い通りにいく事ってこの世にはほとんどないですよね。人間関係も特にそうで、自分の思ったように動いてくれないから煩わしい。なのでいっその事そういうものだという認識のもと生きたほうがいいという事です。
だけどこの松蔭の言葉を理解していると気が楽になります。あの「松蔭」ですらほとんどの事が自分の望みどおりにならなかったんですよ?なのでほとんどの人間は人生うまくいかない事だらけですよ。
この意味を理解しているかいないかは人生において大きな違いになります。
成して成らずんばやめざるなり
「一度立てた志は、できるまで絶対にやり抜く」
松蔭は一つの事をやり続けました。それは学び、教える事です。
黒船に乗り込んだ時に松蔭は願い叶う事なくつかまり野山獄へと送られます。そんなもう絶望的な状況の中でも囚人相手に講義をやるんです。どんな状況であれ松蔭は学び教える事をやり抜いたのです。
プロフェッショナルになるには練習10,000時間といいますが、やり続けるというのは一番簡単で一番難しいことです。しかし、一つの事をずーっとやり続ける。そうして切り開く未来があるんです。
読書最もよく人を移す。恐るべきかな書や
真の人格者は読書をします。それはいつの時代でしょう。
読書は人を恐ろしいほど変える。という意味です。本の力は本当すごいと思います。時に人の人生を変えるほどの力を持ちます。一冊の本で進む道が180度違う方向に向く事だってあります。超読書家の松蔭だからこそ言える一言かもしれません。
人を要して己に帰せしむべからず
松蔭は人間関係に関しても多くの言葉を残しています。これもその一つ。「相手や自分を、お互いの意見に従わせる必要はない」という意味です。
自分を曲げてまで人の意見に従う必要はなくその逆もしかりということですが、現代でこれと真逆のことをして人間関係を保とうとする人が多いですよね。相手の意見に従い穏便に済ませることで逆に生きにくくなる自分の首を絞めることと一緒です。
最初の名言でもあった。人にどう言われようと関係ない。という根底がいつも揺るがず松蔭の心には根ざしていたのでしょう。
月見的(@tuki_mizu)見解
どれもこれも、100年以上前に行った言葉たちだとは思えませんね。
松蔭はやはりかっこいい。
昔の人に習うべきことって多いんですよね。ちなみに本書にには全部で100の名言が載せられており、全て原文と現代語訳が付いています。僕は吉田松陰好きなので気がつけば松蔭ブックが多くなるのですが、伝記系の作品よりも、こういう名言集みたいなものの方がその人の人となりがわかりやすくおもしろく読めるのでおすすめです。
ぜひ、松蔭の現代に残した至極のメッセージを読んでみてください。
それでは、月見水太郎(@tuki_mizu)でした。