最近一つの場所で週5日働くことに疑問を持ってきた。
いわゆる正社員という働き方だけど、これってメリットがあまりないような気がする。
極端な話そこの病院が潰れてしまったら終わりだし、嫌な奴が上司に着いたら終わりだし、嫌な部署に飛ばされて腐って終わる。
そういう不測の事態に見舞われた時の危機回避が難しいし何より楽しくないなと。
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医療費は大変なことに、潰れる病院が出てくる。
今後の日本は間違いなく医療費に苦しめられることになる。
平成26年度で40兆円ぐらいが医療費にかかっている。この中には働く世代の人が払っている保険料と国の税金の補填から捻出されている部分がたくさんある。
ちなみにこの医療費というものは年々増えていて、このうち患者負担は1割ぐらい。つまりそれ以外は税金の類で賄っている。
日本の税収は100兆ないぐらいだから、医療費の占める割合がすごいことになっていることは簡単にわかるだろう。
もちろんこのままいくと医療費でパンクしてしまうので、どうにかするしかない。
とすると保険点数が絞られていくことは容易わかる。
保険点数が削られると病院は利益が出なくなる。
保険点数によって病院は治療や検査に対して報酬をもらうことになる。
例えば血液検査50点(500円)といった具合。(これは適当な金額です。)
これがちょっと医療費がやばいから来年から25点(250円)にします。ということになれば、単純に病院は血液検査で得られていた利益が半分になる。
カフェで販売していた1杯500円のコーヒーが翌年から250円で売りなさい。といった感じ。
ちなみに手間や原価などはそのままにして売らなければならないので、単純に利益が下がるのは想像に難くない。
経営のうまくない病院は無くなっていく。
今はそんなに経営がうまくなくても病院は生き残っていける状況にある。
ある程度の集患と人材がいればよほど小さなクリニックで経済観念のない人が運営していない限り潰れることはないと思う。
しかし、今後はそうはいかない。
診療報酬が絞られると経営がしっかりとできない病院は潰れてしまうだろう。
だからこそまたがって働く看護師は増えるだろう。
病院側も看護師側も一つ、一人にこだわって雇用するとリスクが増えていく。
正社員は固定給だし、無能な人物を雇ったとして日本の文化だとクビにすることは難しいし、働く側も経営が厳しくなった病院で働くと給料は下がるし、どうかすれば潰れてしまうこともある。
そうすれば一気に、収入を失うことになる。
じゃあそういう部分をリスクヘッジするための働き方は?と問われれば2、3の病院にまたがって働くことが最善だと思う。
看護師の未来の働き方で、一つの病院に固執してしまうのはナンセンスだと思う。正社員ではなくてパートタイマーになって2、3病院掛け持ち。
こういう働き方が普通になっていくと思う。— 月見 水太郎 (@tuki_mizu) 2017年2月26日
(続)今後病院は戦国時代に突入して潰れてしまうところも多くなると思う。それだけ医療費は大変なことになっていってるから、稼げる病院だけ生き残るだろうな。残念ながら。
そういう意味でもリスクは分散しておくために、パートタイマーみたいな働き方と病院を分散する従事形態が生まれる。— 月見 水太郎 (@tuki_mizu) 2017年2月26日
(終)病院側は仕事のできる看護師を週に2、3日年収100〜200万で雇用できるからすごくメリットあると思う。
あと仕事がまたがることで看護師自体もすごく仕事の幅が広がる。— 月見 水太郎 (@tuki_mizu) 2017年2月26日
この働き方のメリット病院側、看護師側双方にメリットがあることだと思う。
基本的にまたがって働ける人は能力のある人だから、色々な病院にリソースを分散できる。
病院は少ない日数だけど能力のある人を短時間・低コストで雇用できるし、看護師は色々な病院で働くことで仕事の幅を広げられるし、嫌ならやめればいい。
さらに潰れても第2、第3の病院があるからリスクも少ない。
すごくwin-winだと思うんだよね。
最後に言えること。
これは働き方の一例だけど、看護師は本当に未来の働き方を考えていかないと取り残されていくと思う。
こういう分散化した働き方はスタンダードになっていくと思うので参考までに。
また、海外の低コストで雇える人材が流入していけば日本人の看護師というのは働けないと淘汰されていくので、そういう意味でも働き方は考えていかないといけない。
それでは、月見水太郎(@tuki_mizu)でした。
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