何かをしなければならない。何かをしようと思うことは非常に窮屈だと思います。
だってこの世には何かをしなければならないことなんてたいしてないのですから。そう囚われている人間が相当数いることはわかりますが、それでは非常に窮屈です。
行動を起こすことはいいことです。人間関係を築くこともいいことでしょう。でもそれって自分の本当にしたいことですか?絶対しなければならないことですか?
という疑問を持つことが大事です。
phaさんはそういうことからおさらばした人です。そんなphaさんが書いた「しないことリスト」これが非常に自分を自由にしてくれるのでご紹介。
お金と時間は互換性がある
お金と時間には互換性がある。お金がなくても時間に余裕があれば補える部分も多い。
のんびりと散歩がてらに安いスーパーに買い物に行って自分で料理を作れば、安く美味しく健康にいいものが食べれられる。
お金と時間のバランスがうまく取れていない人は多いと思います。
先日給与について少し書きましたが、残業をしてまで(それも無理に)給与を高く保とうとするのは非常にナンセンスだと思います。自由な時間を削ってまでお金を得ようとするのは自分の人生を削っているのと同じです。
なので残業する分家に早く帰って、自炊する。それはとても人の暮らしを豊かにすると思います。
筆者は上記のようにお金と時間は互換性があると言っています。この互換性を理解することとそのバランスを意識することが大切だと思います。
僕の経験上お金よりも時間にウエイトを置いた方が幸福度が高いです。やはり自分の時間は有限ですから、やる気の出ないこと、楽しくないことに時間を割くべきではないですね。
生きる幅を広くとる
筆者はお金がないのなら山奥に小屋を建てて原始的な生活をしようと考えているという。
これ結構すごい思考だなーとおもうんですが、
それは、実際に実行しなくても「いざとなったらそういう生き方もあるな…」と思うだけで心のお守りみたいになるものだ。
生き方という概念の幅を広くしておくと心に余裕が持てる。
と続きます。これはかなり腹に落ちます。
例えば、会社を辞めるという選択肢を持っているのと持っていないのとでは仕事における余裕がぜんぜん違うわけですよ。持っていれば結構辛いことでも「開き直る」ことができます。
「あっ、いつでもやめればいいんだ」
この感覚を持っていることは大事ですよ。でもこの「辞める」という感覚を持ち合わせていない人は多いです。
「仕事辞める→不安」こんなどうしようもない思考に取り憑かれてしまっている人は、仕事で心を壊しやすいと思います。僕は結構仕事を転々としてきて、今の職業(看護師)に落ち着いているんですが、「いつでも辞めてやるぞ」という感覚は心のどこかに置いていました。
これが「生き方という概念の幅を広くしておく」ということなんです。phaさんほど僕の生き方は大きな幅はないですが、なるべく窮屈になって自分を苦しめないように生き方の幅を広くし、自由度を高く保つように心がけています。
読みっぱなしにしない
本を読む上で一番重要なことかもしれません。
今の時代は、いつでもどこでもググればなんでも調べられる世の中だから、ただ何かを知っているだけということにはあまり意味がない。その知っていることをいかに自分の血肉にして、生きた情報として活用できるが大事だ。
そして、単なる情報を血肉にするには、他人の目を意識して文章をアウトプットしてみるのが有効な手段だ。
読みっぱなしの本で自分の知識や力となった事柄がいくつあるだろうか?ほぼ0でしょう。よくて数週間。大抵のことは数日のうちに自分の記憶から抜け落ちていくものです。
しかし、アウトプットすることでその抜け落ちそうな知識をせき止め、自分の細胞として定着させることができるんです。
できるなら何回もいろんな形でアウトプットすることが大事です。
今は色々とアウトプッとする形があります。ツイッターやフェイスブック。サイトのレビューでもいいですし、僕のようにブログでもいいです。
その中でもブログはうってつけですね。この記事も僕がこの本を読んでいいなーと思ったことを自分の血肉になるために書いています。
また、本の知識を多く手に入れることは先ほどの生活の幅を広げることにつながります。知識なきところに発想は生まれません。
発想はそのまま生活の幅を広くします。
広く柔軟な考え持ちたければ本を読め!というのが僕の持論です。
月見的(@tuki_mizu)見解
サクッと気になったところをピックアップしてみました。
こうやってみると、「しないこと」って実は何かをやることでもあるんだなと思います。
特に最後の「読みっぱなしにしない」のとこなんか、とどのつまり「アウトプットする」ということなんですよ。phaさんの思考は非常に面白いんで色々と読んでみるといいです。かなり楽に生きれるようになります。