看護師の卵である学生さんや試験浪人の方からの質問が多くなってきたので、その中からちょっと気になる質問にはあらかじめブログで答えておこうと思った。
この記事が結構読まれていて、一ヶ月通すと5000人ぐらいの人が閲覧している。
その関係もあって資格試験に関する質問は多い。
その中で初回で受ける人も何回も受けている人と立場は色々な人がいるんだけど、共通してある質問が准看護師の試験を滑り止めで受けるってどうなの?
という質問は多い。
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結論は滑り止めはあり。
結論から言うと落ちる不安があるなら受けとくべきだと僕は思う。
准看護師と看護師って臨床に出るとわかるけど明確に仕事の違いというものはない。働く内容は一緒なので、現場に出てからの知識や技術の習得に関して遅れを取ることはない。
ただ、就職時に准看護師の免許だと雇ってくれないところはある。特に大きな総合病院では募集要項に看護師国家資格という限定的な文言が書いてある。
なので就職先は少しだけ選択肢が減るということはある。僕はなんとも思わないんだけど、日本人というのはどうも実力よりも資格にこだわる部分が多いので、しばしばこういうことが起きる。
では看護師資格の方がいいのでは?
正看護師の資格試験を受ける人には2通りの人がいる。
無資格か准看護師の資格を持つ人か。
前者は正看護師をストレートで受験する専門学生や大学生。後者は准看護師の専門学校養成所を経て資格取得している人。
この2者がもし正看護師の試験を受け、儚くも夢破れた場合正看護師の資格を受け取れないという事実は一緒だが、前提は全く違う。
前者はただの人だが、後者は准看護師として病院で働く資格を持っている。
その後の一年の差は歴然だ。
そう考えると保険で准看護師の資格を取ることの意味は大きいのだ。
受ける資格を持っていて自信がないのであれば受けるべき。
自信がある人には不毛な話であるが、正看護師の資格試験に不安がある人は准看護師の資格試験は受けるべきである。
合格率だけを見ると准看護師の方は全体で98.9%とほぼほぼ合格します。
image by 厚生労働省
厚労省が合格率をまとめてくれてる。
既卒者の統計がないのは残念だけど、看護師国家試験の合格率が全体で9割ぐらいなのでそこから類推しても准看護師の試験の方が敷居が低いことになる。
しかも都道府県事に試験日が違うので、余裕があれば他県に跨って受験することも可能だ。
どこの学校を卒業したというのはあまり関係ない。
そういう意味でも滑り止めとして受ける価値が高い。
月見的(@tuki_mizu)見解
ということで浪人している人も含めて自信がなければ滑り止めとして准看護師の試験を受けることは十分に意味がある。
変に正看護師の資格に固執することなく、とりあえずでいいと思うのだ。
一年という期間を棒に振る方がめちゃくちゃもったいないのだから。
それでは、月見水太郎(@tuki_mizu)でした。
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